2025.01.04

【2025年版】中古のタンクローリー販売でおすすめの会社3選|種類や必要な免許もご紹介!

中古タンクローリーを探す際に「種類が多くてどれを選べば良いか分からない」や「費用を抑えたいけど信頼できる会社はどこ?」といった悩みを抱えるケースも少なくありません。

そこで本記事では、中古タンクローリーの選び方や必要な免許・資格、おすすめの販売会社を分かりやすく解説します。さらに、種類別の特徴やバルク車との違いなど、よくある質問にもお答えしますのでぜひ参考にしてみてください。

タンクローリーとは?

タンクローリーとは、液体や気体を輸送するために設計された特殊なトラックの一種です。その最大の特徴は、タンク状の荷台を備えている点にあります。タンクには、輸送する物質に応じて様々な種類があり、安全性と効率性を考慮した設計がされています。

そのため、私たちの日常生活に欠かせない様々な物資の輸送を担っています。具体的には、ガソリンや軽油などの燃料や飲料水、牛乳、化学薬品、液化ガスなど、多岐にわたる液状または気状の貨物を輸送する車両の1つです。

タンクローリーの種類は3つ

タンクローリーは、運搬する液体の種類によって主に3つに分けられます。それぞれの種類によって構造や必要な資格が異なるため、用途に合ったタンクローリーを選ぶことが重要です。

1.危険物タンクローリー

危険物タンクローリーとは、消防法で定められた危険物を輸送するために設計された特殊な車両です。ガソリンや軽油、灯油といった私たちの生活に欠かせない燃料から、化学薬品や塗料など様々な物質を安全に輸送するために活躍しています。

よって、積載する危険物の種類に応じて、タンクの材質や構造、搭載する安全装置などが厳格に定められています。例えば、引火性の高いガソリンを運ぶタンクローリーには、静電気による火災を防ぐための接地装置や、万が一の事故に備えた緊急遮断弁などが備えられています。

2.非危険物タンクローリー

非危険物タンクローリーは灯油や軽油、重油、ガソリンなどを除く、非危険物を輸送するためのタンクローリーのことです。

非危険物ローリーは危険物に比べて規制が緩く、中古市場でも比較的安価で手に入りやすいのがメリットです。非危険物タンクローリーは、主に以下の3種類に分けられます。

種類主な用途
牛乳ローリー牛乳の輸送
飲料水ローリー飲料水の輸送
穀物ローリー穀物や飼料などの輸送

非危険物タンクローリーは需要も高く、中古市場でも人気があります。

3.高圧ガスローリー

高圧ガスローリーは高圧ガスを輸送するためのタンクローリーです。高圧ガスを安全に輸送するために、保安基準で定められた厳しい条件をクリアしている必要があります。

高圧ガスローリーには、LPガス(液化石油ガス)を輸送するLPガスローリーや液化酸素・液化窒素・液化アルゴンなどを輸送する低温液体ローリーなどがあります。

また、高圧ガスローリーは高圧ガス保安法に基づいて製造・検査・登録が行われています。さらに、高圧ガスを輸送する際は高圧ガス移動監視者の資格を持つ運転手が乗務する必要があります。

タンクローリーを運転するために必要な免許や資格は5つ

タンクローリーを運転するには、積載する荷物や車両の形態に応じていくつかの免許や資格が必要です。ここでは、代表的な5つの免許・資格を解説します。

1.運転免許証

タンクローリーを運転するには、まずタンクローリーのサイズに適した運転免許証が必要です。

タンクローリーを運転する場合、車両の大きさや種類によって必要な免許が異なるため、事前に確認することが重要です。例えば、車両総重量が8t以上のタンクローリーを運転するには、大型自動車免許が必要です。

参考:車種区分 | 全日本トラック協会 | Japan Trucking Association

2.牽引免許(けん引免許)

牽引免許は、車両総重量750キログラムを超えるトレーラー等を牽引する場合に必要となる運転免許です。トレーラーとは、自走機能を持たない車両を指します。

「車両総重量」とは、牽引する車両本体の重量と最大積載量の合計値です。750キログラム以下のトレーラーを牽引する場合は、牽引免許は不要です。

ただし、牽引する側の車両を運転するための適切な免許は必要です。牽引免許には、主に3つの種類があります。

  • 牽引免許(第一種免許):一般的な貨物運送用のトレーラーを牽引するために必要な免許。
  • 牽引二種免許:旅客運送用のトレーラー(例:トレーラーバス)を運転するために必要な免許。ただし、実用されるケースは少ない。
  • 牽引小型トレーラー限定免許:車両総重量750キログラム超~2,000キログラム以下の比較的小型のトレーラーを牽引できる免許。普通自動車で牽引可能なサイズのトレーラーに適している。

牽引免許を取得するには、満18歳以上で、普通免許、中型免許、大型免許、大型特殊免許、もしくは二種免許のいずれかを既に取得している必要があります。取得方法は、自動車教習所に通う、合宿免許に参加する、運転免許試験場で一発試験を受けるという3つの方法があります。

参考:牽引免許

3.危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物を扱う際に必要となる国家資格です。タンクローリーで危険物を運搬する場合には、危険物取扱者の資格が必須となります。危険物取扱者の資格には、甲種、乙種、丙種の3種類があります。

種類概要
甲種すべての危険物を取り扱えます。
乙種第1類から第6類までの危険物のうち、指定された類の危険物を取り扱えます。
丙種第4類危険物のうち、指定された品名、数量の危険物を取り扱えます。

タンクローリーで運搬する危険物の種類に応じて、必要な危険物取扱者の資格が異なります。例えば、ガソリンや軽油などの第4類危険物を運搬する場合には、乙種第4類危険物取扱者の資格が必要です。

また、毒物や劇物などの危険物を運搬する場合には、毒物劇物取扱責任者の資格が必要です。

参考:危険物取扱者試験

4.毒物劇物取扱者

毒物劇物取扱責任者は毒物及び劇物取締法で定められた「毒物・劇物」を扱う際に必要となる資格です。毒物・劇物には、塩素やニトロベンゼン、発煙硫酸、黄リンなどが該当します。

これらの物質は、人体に有害な影響を及ぼす可能性があるため、厳格な管理が必要です。毒物劇物取扱責任者となるには、都道府県知事の登録を受ける必要があります。登録には、一定の要件を満たさなければなりません。

また、毒物・劇物を運搬する際は最大積載量が5,000kg以上の車両の場合、標識の掲示が義務付けられています。標識は0.3m四方の黒地に白文字で「毒」と表記されます。

さらに、運搬する毒物または劇物の名称や成分、万が一の事故発生時の応急処置を記載した書類も必要です。

参考:毒物劇物取扱者とは | JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター

5.高圧ガス移動監視者

高圧ガスを車両で移動させるには、移動監視者の資格が必要です。高圧ガス保安協会(KHk)が実施する講習を受講し、検定試験に合格することで取得できます。資格が必要となる高圧ガスの種類と数量は以下の通りです。

種類監視が必要な高圧ガスの種類と数量
圧縮ガス・容積300㎥以上の可燃性ガス、酸素・容積100㎥以上の毒性ガス
液化ガス・質量3,000kg以上の可燃性ガス、LPガス、酸素・質量1,000kg以上の毒性ガス・圧縮水素スタンドの液化水素の貯槽に充填する液化水素
特殊高圧ガス移動する数量に関わらず必要

※特殊高圧ガス:モノシラン、ジシラン、アルシン、ホスフィン、ジボラン、モノゲルマン、セレン化水素の7種類

高圧ガス移動監視者の講習は、インターネットを利用したオンデマンドによるオンライン講習です。「法令」に関する講義が3時間、「学識と保安管理技術」に関する講義が11時間あります。

検定試験は、講習内容に基づいて実施されます。受講料は15,800円(非課税)です。テキスト代は別途必要となります。講習は年4回開催され、検定試験は全国15カ所程度で実施予定です。詳細は高圧ガス保安協会のWebサイトをご確認ください。

参考:高圧ガス移動監視者講習

中古のタンクローリー販売でおすすめの会社3選

中古タンクローリーを購入する際、どこから買えば良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そこで、中古タンクローリーの購入におすすめの会社を3社ご紹介します。

1.株式会社トムコ

1.株式会社トムコ

株式会社トムコは、トラックや特殊車両の販売・買取を行っています。経験豊富なスタッフが在籍しており、最適な車両選びもサポートします。

また、特殊車両の早期収益化サービスも提供しており、販売・架装・修理をワンストップで行うことが可能です。お客様が購入した中古タンクローリーを、お客様のビジネスニーズに合わせてカスタマイズできます。

タンクの容量変更やポンプの増設、塗装変更など、様々な架装についてぜひ一度ご相談ください。⇛トムコに相談する

2.株式会社オートフリーク

2.株式会社オートフリーク

中古タンクローリーをお探しなら、株式会社オートフリークもおすすめです。オートフリークは「トラックバンク」という中古トラック専門のサイトで車両情報を掲載しています。

トラックバンクでは、車両の状態を詳細に確認できます。例えば、走行距離や年式、車体の状態などが写真付きで掲載されており、安心して中古車を選ぶことができます。

また、装備についても詳細な情報が提供されており、希望の仕様に合った車両を見つけることが可能です。

参考:福岡で中古トラックがどこよりも安い!福岡県田川 中古トラック販売 オートフリーク

3.株式会社横浜トクソー

3.株式会社横浜トクソー

横浜トクソーは、神奈川県横浜市に拠点を置く、中古トラック・特殊車両・重機の販売・買取を行う会社です。昭和49年の創業以来、長年にわたり中古トラック販売事業を展開しており、豊富な販売実績があります。

横浜トクソーでは、多種多様なタンクローリーを取り扱っており、ニーズに合ったタンクローリーを見つけ出すことが可能です。また、ホームページでは、タンクローリーの在庫状況を写真付きで確認できます。

さらに、車両の詳細情報(年式、走行距離、型式、架装メーカーなど)も掲載されているため、購入前にしっかりと車両の状態を把握することができます。横浜トクソーは、中古タンクローリーをお探しの方におすすめの会社です。

参考:横浜トクソー

トムコの「特殊車両の早期収益化」サービスとは?

トムコの「特殊車両の早期収益化」サービスとは?

トムコは、特殊車両の販売・架装・修理・部品調達を通して、お客様の早期収益化を支援するサービスを提供しています。52年の歴史の中で培ってきた特殊車両ノウハウを活かし、シャーシ購入から製造、メンテナンスまでワンストップで対応しています。

サービス内容詳細
特殊車両の販売オークションからシャーシを直接仕入れ、タンクやサイドバンパーなどを取り付け、お客様のニーズに合わせた車両を提供します。
特殊車両の架装自社車両のメンテナンスで培ったノウハウを活かし、お客様の要望に応じた架装を行います。
特殊車両の修理・部品調達約130台の自社車両の修理費用削減で培ったノウハウを活かし、特殊車両にしかない構成部品の修理や調達にも対応します。ホース治具やネジの変換などの製作、アクリル製容量窓の交換、特殊なパッキンやガスケットなどにも対応可能です。

これらのサービスにより、お客様は特殊車両の導入・運用コストを削減し、早期に収益化を図ることができます。⇛トムコに相談する

タンクローリー 中古でよくある3つの質問

タンクローリー 中古でよくある3つの質問

ここでは、中古タンクローリーについてよくある質問をまとめました。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

質問1.タンクローリーの購入に中古がおすすめな理由は?

初期費用を抑えられることが大きなメリットです。新車に比べて価格が安く、すぐに事業を始めたい方におすすめです。また、種類やサイズが豊富なので、希望に合った車両を見つけやすいというメリットもあります。

質問2.タンクローリーのサイズの種類は?

タンクローリーのサイズは、大きく分けて小型、中型、大型の3種類があります。それぞれのサイズによって積載できる容量が異なり、用途に合わせて選ぶことが重要です。

小型は小回りが利き、狭い道でも走行しやすいというメリットがあります。中型は積載量と機動力のバランスが良く、汎用性が高いです。大型は一度に大量の液体を運搬でき、輸送効率が良いです。

質問3.バルク車とタンクローリーの違いは?

バルク車とタンクローリーはどちらも液体を運搬するための車両ですが、運搬できる液体に違いがあります。バルク車は粉粒体や粒状のものを運搬するのに対し、タンクローリーは液体状のものを運搬します。

関連記事:【プロが教える】バルク車とは?特徴や活用シーン、種類や積載方法までご紹介! – 特殊車両の販売・架装・整備なら「株式会社トムコ」にお任せ下さい。

まとめ

まとめ

中古タンクローリーは、液体や気体を輸送するための特殊なトラックで、危険物、非危険物、高圧ガス用など種類があり、それぞれ必要な免許や資格が異なります。中古タンクローリーは初期費用を抑えられ、種類も豊富なので、ニーズに合った車両を見つけやすいというメリットがあります。

購入を検討する際は、特殊車両に精通した販売会社から選ぶことが重要です。なお、株式会社トムコは創業52年の実績とノウハウを活かし「特殊車両の早期収益化」サービスを提供しています。このサービスでは、特殊車両の販売・架装・修理をワンストップで行い、お客様の特殊車両導入を迅速かつ効率的にサポートしますので、ぜひ一度ご相談ください。⇛トムコに相談する

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